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航空機産業に挑戦

OWO会員企業インタビュー(第2期)

インタビュアー OWOアドバイザー 野口 隆 氏
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奈良精工株式会社
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代表取締役 中川博央氏へのインタビュー概要

 1.創業からの歴史

  2003年 ミノルタカメラ(株)の100%子会社として設立。光学機械部品、OA機器部品と順次生産拡大。

  2003年 10月 コニカ、ミノルタ合併時に、奈良精工(株)として独立。

        2004年 11月 中川氏代表取締役就任。

  2008年 リーマンショック後、売り上げが半減、4期連続赤字。

  2012年  建て直しをはかり黒字化。量産ものがなくなり、多品種少ロット生産が殆どになった。

 

2.企業の現状

​   近年は売上高横ばい、現在、医療分野をベースに、事業を再構築中。

   ​ 従業員:45人(4月1日現在)技術4人、品質管理4人、営業7人、総務1人、製造30人、医療機器営業は社長兼務

​    売上高構成 光学機器:22.6% OA機器:28.0% 医療機器:35.7% 輸送関係:6.5% その他:7.2%

 

3.製品、クライアント

   <主な取引先>キャノンファインテックニスカ、コニカミノルタ、京セラなど

   <主な製品>                                                 ・航空機部品:装備品等のB777、MRJ(ラック) 、787の部品など。現状は、分析器機が主力。

   

   ・歯科、医療分野:平成8年、厚生省の認可及び歯科インプラント承認取得が事業スタート。

               歯科分野:歯科用インプラント、手術器械 (25年の実績あるが減少している。

   

   ・整形外科分野:インプラント、手術器械に注力。

     平成14年、ジンマー(米国法人)の日本子会社の製品承継と製造技術承継が、整形外科製品の事業のスタート。

           整形外科用の人工関節、骨内インプラントはOEM生産、手術用器械はOEM生産及び自社開発

             <ユーザー>  ジンマーバイオメット、京セラ、HOYA、スミスアンドネフュー、他

                     (注)  厚労省の薬事工業生産動態調査(令和2年度)を受けている企業は、253社。海外企業65社、国内企業188社。   

           これら各社とジョイントで医療機器の製造業としての受託と製造販売業としては手術用機器など 開発・製造を行っている。​

            医事法の許認可をクリアーするノウハウ、技術は当時のジンマー社から教えられた。

                             現在、日本でジンマーバイオメット社のグローバルサプライヤーに認定されている。

 

   ・光学:コニカミノルタ向け計測器、ソニー向けカメラレンズ筒

 

   ・OA:キャノンハイテックニスカ向け他

 

   ・輸送(鉄道、車、):車は、タイヤの金型用ピンを商社経由にて輸出

 

4.生産・開発

   ・生産:NC、MCを使いこなす力、精密計測、少量生産に対応。

    図面のない部品でも、見本から立体画像化し、作図、加工可能。総合力、器用さが武器。

    医療機器に対する新規性、奇抜力、開発能力、技術力、

    総合力等を評価されている

      ・受注:メールでの仕様書受け取り、見積もり、打ち合わせののち受注
   ・開発:先方のニーズに対し、提案、図面化、自社開発
        奈良県立医大向け:腱鞘切開器、移植腱鞘採取機、その他、

        神戸大学医学部,横浜市大など。
           神戸医療産業都市へ進出、営業駐在
   ・海外生産:ジンマーバイオメット社のグローバルサプライヤーネットで医療機器加工:英国、マレーシア、

         自社開拓:パキスタン

5.技術開発等の歴史

   光学機械部品加工メーカーとしての技術をベースに、OA、医療、航空機など、分野開拓した。
    1988年 チタン加工開始
    1996年 医療分野進出、歯科用インプラントの生産開始、

    1998年 ISO9001取得

    1999年 ISO14001、ISO13485取得
    2002年 医療用人工関節生産開始 
    2007年 電車部品生産開始
    2008年 航空機部品生産開始
    2010年 近畿ものつくり企業100社に選ばれる。
    2010年 なら発オンリーワン企業認定証書を授与される。
    2012年~2014年 中小企業総合展 ベストプラクティス賞受賞等(3年連続)、

            このことによりドイツのHANNOVER MESSE 2013、2014、2015の出展権を得て出展する。
    2014年 大阪産業大よりの要請により、タイ王国のSUBCON THAILANDで、2014、2015、2016年に中川社長が講演。
    2015年 奈良中央信用金庫から表彰:最優秀賞(医療機器の新規生産工法の構築を評価される)
    2015年ー2019年 ドイツ(デュッセルドルフ)のMEDICAに出展
    2016年 神戸医療産業都市へ進出。
    

6.OWOとのかかわり
    ・(一社)日本チタン協会内の関西のメンバーにOWO立ち上げに誘われて参加。
      当時、経産省の指導で、川下企業からの航空機部品産業組織化の動きがあり。
    ・望外のメリット
      OWO加盟によって大阪市経済局とのつながりができ、大阪産業創造館から紹介を受け、海外大手製薬会社の開発 

      に貢献し、これが当社の発展に大きく寄与。

 

7. 民間団体、共同事業への参加
    ・日本チタン協会
      ミノルタ、コニカの合併により、ミノルタからの情報流入が途絶えたので、(一社)日本チタン協会に2004年に   

      入会。(チタン加工は1988年開始した)
      現在、西日本支部長、協会運営委員。医療部会、医療福祉WGに参加、新規事業開拓の補助金を複数回受ける。

      <チタン関連製品開発>

      チタン製ペット用くしを2015年、開発。(静電気が起きない)
        モニタリングにトリマー等に配布。2020年に評価を得、販売。

      ペット用チタンはさみ開発、

        チタンと鋼の結合が2020年に確立出来、市場性のある理美容の鋏と

        して2021年には生産の予定。

        (ハサミメーカーと共同開発、鋼とチタンの接合技術が必要)

    ・サポイン事業(経産省の戦略的基盤技術高度化支援事業)への参加
      奈良県工業技術センター、京セラ元開発部長の会社、北里大学と、サポイン事業に参画、

      股関節の臼蓋骨や骨頭の人工股関節、スフェリカルベアリングの開発に取組。

      この縁で、県と関連ができ、ハノーバーメッセへの3年間の出場権をもらった。

      (そこから、オランダの学生が要望し、インターンシップを受入。)

 

8. 航空部品産業への取り組み
   現在、S社と装備品の一部を取引。当初、見積依頼に対応。あるタイミングで試作加工を依頼受け。高精度で仕上げたこ 

   とを評価され、777などの部品を受注。その後、MRJのラック加工を依頼受け。また、787の部品を受注。
   さらに、コストメリットのある分析機器受注。

  

 

 

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株式会社 マルイ
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代表取締役 圓井健敏氏へのインタビュー概要

1企業の歴史  1920年創業、昨年、創業100周年を迎えた。

(1)戦前は、海軍省、陸軍省に日本最大の各種試験機用電機乾燥機、電気炉、電気恒温水槽等を納入。その後、セメント・  

   コンクリート・土質試験機の製作開始

(2)1947年~戦後復興に伴い土木建築各種試験器の開発製造

   高度成長、列島改造:土木ブームで、セメント・コンクリート・土質試験機などの事業拡大

(3)1970年~万能・耐圧試験機電子式実荷重計測技術の開発に成功、パソコン制御付試験機とソフトウエア販売、コンクリ 

   ート劣化診断のためのアルカリ骨材反応、塩害対策測定器開発、京大防災研究所土石流実験装置開発、など、つぎつぎ 

   と、研究開発、商品化を進める。

(4)1999年、土木不況、赤字転落、負債増大

   2000年、圓井氏社長就任、関連会社3社統合、新(株)マルイとして出発、

  (社長はそれまでサラリーマン、複合材料のエンジニアだった。1997年旧(株)圓井製作所へ入社)

  「従業員を抱え、お客さんがいる。」何か新しいものをやらねばと思った。

   丁度、山陽新幹線トンネル天井崩落、水分量過大のコンクリートが問題となった、ゼネコンの勧めもあって生コン単位  

   水量計開発、数年は、大学、駅などで使われた後、2010年くらいから売れ出し、ヒット商品へ

 

 

2.企業の現状・概要

(1)人員75人    製造・技術35人 門真工場10人 営業20人 他

(2)主要取扱い製品

    ・コンクリートの耐久性、耐候性、土質の支持力の測定がテーマ。

     コンクリート試験機、土質試験機で、売り上げの90%。
    その他、環境試験機、熱学機器、万能・非破壊試験機、バイオ・医薬品食品加工機など
   ・製品例 全自動圧縮試験システム、コンクリート凍結融解試験装置、生コン単位水量計(W-Checker)、自動三軸 

        圧縮試験機、簡易支持力測定器(キャスポル)人工気象実験ルームプレハブ恒温恒湿室など
   ・骨材:安定性、アルカリ、産地、温度、水質
   ・コンクリート・モルタル:寸法、強度、耐アルカリ、圧縮、曲げ、引っ張り温度、湿度、CO2などの条件を変えなが 

    ら試験を行う。

   照射散水試験装置      真三軸試験機         人工気象装置         面内試験機

 

 

(3)ユーザー
   ゼネコン研究機関、ハウスメーカー(外壁の断熱試験)、生コン企業、公的研究機関、大学、官庁、地方自治体、海外
(4)認証  ISO9001(2008年)取得、JCSS力計、一軸試験機の校正事業者として登録

 

3.企業の特色、独自技術

(1)顧客ニーズに対応して、カスタマイズし、設計、加工組立、納入できる営業力、技術力

(2)自社ブランドを基本とする

   生コン単位水量計(W-Checker)、自動三軸圧縮試験機、簡易支持力測定器(キャスポル)など

(3)それを可能にした商品開発力

   試作・開発に特化、製造加工は半分以上、外注

 

4.市場の動向・・・大きな市場ではない

  • 国内競合  ・島津製作所、前川試験器製作所

 

  • 海外市場

  最近は、中国の大学の購入が増えている、費用をおしまず、最新の上級機種を、購入。

  土木、建築ブームが背景にあり、研究活動も活発。

 

5.近年の活動

(1)開発方針

 「世の中の安全・安心を供給する」という経営方針のもとニーズ対応:マーケットインの開発を進めている。

  コンクリート強度、透水性,透気性計測機器を開発中。プルトニウムの閉じ込めなどの需要あり。

  透水性測定は地滑り対策に有効

 

(2)新分野への取り組み

  R&Dセンターが中心となり、食品・医薬品:乾燥機の開発、市場開拓を進めている。

  ・食品加工・製薬

   関係が強い食品メーカーに設備納入。フリーズドライ製品など工場に、設備供給してきた。

   また、食品メーカーへ乾燥機など納入。自社でもOEMで大手メーカーのふりかけなど製造している。

    「真空乾燥機」「真空凍結乾燥実験機」「フリーズドライ加工装置:インスタントスープ大手メーカー向け

  ・医療

   親族が医療により命を助けられた、このため、医療に関心がわき、大阪商工会議所が2003年に始めた「次世代産業化医 

   療フォーラム」に参加。これがきっかけとなり、大阪大学、九州大学などから相談があり、共同開発をすすめた。

  ・トレーニング機器

   トレーニング用機器を開発。関節鏡BoXトレーニングシステム(AZBOTS)

   心臓の弁の縫合手術の練習用生体膜・・・大学の人工弁の研究に提供
   人工腕:採血、注射の練習、
   トレーニング用血管、
   3D骨モデル
  ・医療材料の測定・運搬・保存装置
   弾性体貫入抵抗試験装置
   非接触硬さ計
   生体細胞用真空凍結乾燥装置
  ・リハビリ・成形関連
   バイオミメティックス筋電義手
   人工皮膚シート等(人工皮膚の樹脂は、大手化学メーカと連携)

 

 

6. 当面する問題

・外注先の減少

 製品の機械加工および商品売り上げの3分の1程度を外注。OEM委託もあるが、東大阪の外注先企業が減少。企業主高齢化 

 による小規模企業の廃業が多い。一方で、企業から外注図面をもらって、AIで、データ化し、日本中の外注先を探す企業が 

 出現している。

 

・技術の継承の困難さ

 技術を持った社員が高齢化し、退職しつつある。技術の継承が困難。残業を厭うので、終業後の研修なども困難になった。 

 ベテランと若手の交流、飲みに行く機会も減った。

 

7. OWOとのかかわり

(1)参加のきっかけ
  大阪府工業会の集まりで、SDC田中の田中会長にお会いし、ボルトの試験でお付き合いした。

  OWO創設時に誘われた。航空機産業に興味はあった。OWOの企業が必要とする試験機を提供しようと思った。
(2) 航空部品産業への取り組み

 ・サポイン事業
  平成26年度のサポイン採択(戦略的基盤技術高度化支援事業)、和歌山大学の指導の下、

  OWO加盟3社で、複合材パネルトリム作業の自動化:トリムラインの自動検出に取り組んだ。
  エムキューブ、ダイイチテクノス、当社が参加

 

 ・新明和工業(株)、㈱SUBARU向け・・・部品製造装置づくり
  塗装をはじめ自動化工程に応用が可能 当社で、CFRPの航空機部材の非接触、3次元自動加工に取り組んだ。

 

8.今後の方針
 ・現有製品の付加価値を高める、使いやすさ、人にやさしいことの追求
 ・海外(ヨーロッパ)の市場開拓、商品開発を強化する
 ・競合:ロードセル(荷重計)など、中、台、インド製など安価対応、
   現在、フランスのラファージュホルシム社(世界最大のセメントメーカー)へ納入。

 

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圓井社長(左端)とフィリッピン人研修生記念写真:同社屋上にて

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アイテック株式会社
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常務執行役員 黒田泰広氏へのインタビュー概要

1. 創業   
 1948年 黒田メッキ工業所として設立、操業開始
 当時の取り扱い製品:眼鏡フレーム(金属)の表面処理

 

2.その後の歩み
  1973.8      本社、本社工場を現在地に新設。

  1970's       金属メッキ自動化ライン設置
  1980.1      2代目黒田一郎社長就任
  1980's       PVD物理蒸着技術に取り組む。

         眼鏡チタンフレームの表面処理技術、ロウ付け用めっき技術 シェア65%
                             鯖江市内に同業者はあるが、当社社員が独立した会社が多い
  1989.1       アイテック株式会社に社名を変更
  2000.2       ISO9001認証取得
        2001.1      ISO14000認証取得
        2002.3     第3回福井県経営品質賞・知事賞(最高賞)受賞
        2005.8    福井大学と包括連携協定を締結。   装飾メッキ技術を機能メッキ技術への展開をはかる
        2007.6    経済産業省「元気なものつくり中小企業300社 2007年度」選定
        2011.4     3代目黒田優社長就任
        2013.10    「2013年度グッドデザイン賞」受賞
        2015.1     経済産業省「関西ものづくり新撰2015」選定       

3.    企業の現状
  ・代表取締役社長執行役員 黒田優 ・資本金9500万円 ・従業員 約200名
  ・住所  鯖江市神中町2丁目6-8
  <事業内容> 眼鏡メーカー等の眼鏡フレームの表面処理加工を実施。また、その技術をもって、他の業界への参入を進  

         めている。
         表面処理事業、眼鏡フレーム、ゴルフクラブ・シャフト、電極板、切削用ワイヤー 
         表面処理は眼鏡フレーム対応が大半。 なお、鯖江市の眼鏡のシェアは全国の98%

  <組織>主な既存事業は3つの事業部からなる。1つの新事業開発をもつ。
      ・表面処理事業部(主力事業):メガネの装飾メッキ、その技術の他分野への応用
      ・眼鏡事業部:メガネフレームの企画・デザイン・販売(自社ブランド)
             製造は国内外の提携メガネメーカーへ外注
      ・ソーワイヤ事業部:切削用ワイヤー(サファイヤ)シリコンウエハーの切断用
      ・新事業開発本部は新分野開拓につながる基礎的研究および量産化を実施
     
4.    技術開発
  表面処理は事業部内に技術部を持つ
   <表面処理の技術開発の歩み>
    ・1970年代 金属メッキ自動化ライン設置
    ・1980年代~PVD(物理蒸着技術)に取り組む
     メガネのチタンフレームへの表面処理技術を確立。現在シェア65%
     (チタンへのメッキは、当時は、極めて困難な技術的課題だった。)
    ・2000年代初め ISO9001および14001の認証取得。 
      製品の品質の安定化を目指すと同時にメガネ以外の業界への進出のための布石。
    ・近年は、ナノダイヤモンド複合めっき、NiW(ニッケル、タングステン)合金鍍金等、

      摺動特性(可動部分の耐摩耗と滑りやすさ)に特化しためっき技術開発を実施。
    ・また、眼鏡フレームへの加飾技術の横展開として家電関係等に営業展開。

   <独自技術>
    (1)   ナノダイヤモンドをはじめとした様々な粒子の複合めっき化技術など、各種表面処理技術を組み合わせた技術。
                         塗装、メッキ、PVDを一括してできるのは当社だけ。複合した表面処理が可能。(文末の補足参照)
               (2)    ISO9100、14000が示す高度な品質管理水準。
    
5.    OWOとのかかわり
       ・参加のきっかけ
           福井県にて開催されたビジネスマッチングにてOWOの代表理事である(株)SDC田中の会長 田中氏との面談をき 

          っ かけとしてOWOに参加。
       ・参加の意義・成果
     具体的な成果はまだないが、弊社の表面処理技術が航空分野で、活用できることを目標にしている。

 

6.    OWOへの期待・要望
        
弊社は航空分野に関してまったくの素人であるため、色々とアドバイス等

  頂き、参入に向けた支援をさらにお願いでき たらと思っている。

 

 

      補足:アイテックの表面処理技術
    (1)    貴金属メッキ・・・金、パラジウム、白金
             当社が得意とするチタン系材料に白金メッキする技術はアルカリイオン製水器の電極にも用いられる。
    (2)Ni-W合金メッキ・・・最近開発に成功。耐摩耗性にすぐれる。
    (3)ナノダイヤモンド複合メッキ・・・ナノダイヤモンドの粒子を均一に分散共析する技術を世界で初めて実現
    (4)電着塗装・・・塗料メーカーと共同開発、車のボディーなど。従来の吹き付け塗装に比べ、均質性でばらつきがなく、 

         入り組んだところにも塗装できる。
    (5)PVD:電子銃溶融型イオンプレーティングなど3種類の設備を保有。耐摩耗性被膜や合金皮膜を容易に加工できる
 

             (1)(2)(3)は最新技術。(4)(5)は80年代に開発した技術)その他、燃料電池用金属セパレーターの表面処理技術を開発。

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株式会社 小西製作所
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 代表取締役社長 小西克治氏へのインタビュー概要
1.企業概要
創業:1934年(昭和9年)創業して間もなく、NTNへ、OEM供給
2000年:ISO9002、2003年:ISO9001 、2005年:ISO14000 取得
2005年:ベトナム進出、ハノイ近郊に工場
資本金3000万円 従業員 150人
2.主要製品、納入先 
 主な得意先:NTN、日本精工、他
 スラストボールベアリング、クラッチボールベアリングなど。我が国自動車メーカーのすべてに使われている。OEM供給
 その他、産業用研磨加工を活かし、シマノ、ダイキンなどへ機械部品
3.独自技術、企業の特色
 研削加工技術の蓄積・設備保有
4.航空部品産業への取り組み
 宇宙分野:人工衛星に使うスラストボールベアリングを三菱重工へ納入。真空中で使用するのでボールに皮膜処理を 

 した。8年前に納入 

 

 OWOへの期待:メンバー企業共同受注への活動   

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帝国製鋲株式会社
株式会社 きしろ
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常務取締役大西一実氏へのインタビュー概要 
1.創業・歴史
1915年 明石市で、きしろ発動機を創業。漁船用焼玉エンジンを製作。
1955年、神戸製鋼所から船舶部材加工の仕事を初受注、以後、神戸製鋼所の
船舶部材の切削加工を一手に担ってきた。
2.企業概要  
資本金 9400万円
従業員 250人 (グループ全体で350人)
3.製品 納入先
神戸製鋼所、川崎重工、など 
 船舶用クランクシャフト、推進軸、中間軸、連接棒など船舶用部品、
産業用大型部品:発電用タービン部品など
4.独自技術、企業の特色 
大型鋳鍛鋼品の精密加工技術。量産品としてはクランクスロー、製鉄用ロール、連接棒等。
神戸製鋼のチタン製品の機械加工を開祖(2010年~)
難削材の加工技術に取り組み、客先ニーズに応えている。
5.航空機部品産業への取り組み
長期的な需要の伸びが期待できる航空機部品産業への進出。
2014年JIS Q9100を取得、2014年、チタン製品の機械加工新設備を導入。
高強度チタン素材の機械加工の研究開発を実施、大型のランディングギアの受注につながった。次期ジェットエンジンのファンケースの仕上げ加工用設備を導入。
ランディングギア部品の製造における、3次元CAD、CAM」検証用ソフト「VERICUT」を導入、工作機械、大型3次元計測器なども導入し、2019年までフル稼働した。 
6.OWOとのかかわり

OWO加盟の理由:充実したセミナーがあった。
通常業務では知り合えない企業と交流ができる。
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 帝国製鋲株式会社
代表取締役社長鈴木典和氏、担当部長新栄樹氏に聞く 
1.    創業・歴史
・1917年  創業:鉄道省指定工場として発足。レール用犬くぎ、
加熱鋲螺業トップメーカー
・1950年代 軍需関係、繊維機械や電気機械などにも進出
・1954年  朝鮮戦争停戦の影響を受け受注減少、鉄道部門企業として、再発足
・1965年  住友金属小倉製鉄所材料供給によるハイテンションボルトOEM製造
・1990年代 大径ボルトの製造開始 主に造船関係に納入。
ISO9001-を取得し品質管理の充実を図る
2.企業概要
資本金:6000万円、従業員数:68人
3.主要製品・顧客
   売上の60%は鉄道関連:レール締結部品では国内シェア6割
20%が土木・インフラ・機械設備用の高張力ボルト類
海外向け鉄道インフラ整備は、鉄道関係ゼネコン経由(例)台湾高速鉄道
4.    独自技術、企業の特色
・最近はメーカー提案を受けて鉄度技術研究所が実験
・犬くぎを生産は当社の寡占状態
・ボルトの熱間鍛造と冷間圧延の両方を手掛けている企業は国内で数社
・材料調達から最終工程の熱処理まで一貫して製造可能な製造ラインを具備
5.    OWOとのかかわり

通常の取引関連では得られない色々な人、企業に出会える 
6.航空機部品産業への取り組み
SDC田中の依頼で純チタン6角ボルトの生産に取り組んだ。温度管理のトレースが難しい航空機用のチタン合金の鍛造が可能なプレス機械は、日本に当社の1台しかない。
7.    OWOへの期待・要望

行政や企業への窓口的役割を果たしてほしい。
同業者・異業者間での交流会を実施して欲しい。

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株式会社大福鉄工所
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  代表取締役社長 大福豊氏に聞く 
1.創業・歴史
創業:昭和23年(1948年)、プレナー(平けずり)加工を開始。
創業3年目、久保田鉄工所から固いものの加工を依頼受け。鉱山機械のチップを使用し加工。
それ以降、昭和20年~30年代は久保田の仕事がほとんど。耐熱鋼(ニッケル、クロム)の加工
昭和40年代から、他の取引先も増えた
2.    企業概要 
資本金1000万円、従業員12名(1名を除きすべてベトナム人)
3.主要製品・顧客
クボタ:プラントの耐熱部品、パイプ
日本スピンドル(尼崎):車のホイール成型機の部品、クーリングタワーなどの部品
OKK(伊丹):工作機械の部品など、
すべて、待ち受注。1品~20個程度、大型も多い(径2~3m)
4.    独自技術、企業の特色
製缶、溶接、機械加工1式が可能。耐熱鋼、耐食鋼、304,316ステン、インコネル、チタン
部品加工に70年の実績あり、各種の外注先を確保。多様な部品加工に対応可能
ISO9100:2015年取得
設備:門型マシニング、5面マシニング、NC旋盤(NC装置は内作)他
5.    OWOとのかかわり

航空機部品に関心を持った。工場見学によく参加、参考になる。
6.    航空部品産業への取り組み
車の部品を作る機械の部品製作が可能。航空機分野でも可能性があると考えている。
7.    OWOへの期待・要望

航空機メーカーからの見積もり紹介を継続・実施
 
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関西の航空機部品産業の現況中間報告
   -OWO加盟企業ヒアリング調査-
              野 口   隆 

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                               野口氏略歴        クリックください。

航空機産業は今、世界的に成長が期待される産業である。我が国では、ボーイングやエアバスへの協力ビジネスは、ボーイング787の機体構成の30%~を担当するなど拡大している。また、最近は三菱航空機のMRJ、ホンダのビジネスジェットがそれぞれ初飛行し、ホンダジェットはすでにアメリカのFAを取得し販売に入っており、我が国の航空機産業はこれまでとはちがった新しい局面を迎えつつある。
 関西においては、2005年から近畿経済産業局の指導・協力のもと、「次世代型航空機部品供給ネットワーク」

(OWO)が活動を開始しており、少なからぬ企業が航空機(部品)産業に携わってきている。また、新たに参入

すべく機会をうかがっている。
 本調査は、OWO理事会の了解の下、owo加盟企業の十数社を訪問し、代表者にインタビユし、航空機産業への

取り組みの現状や当面している課題などについて意見を伺い、記録をまとめたものである。

<レポート序文より>